わいんのばか’s diary

実体験に基づいたコスパワインの紹介をしています。お食事との相性や、ぶどう品種によるワインの特徴をゆるく説明しています。ところにより愛狂家っぷりが露呈することも(๑˃̵ᴗ˂̵)

わいんのばか@日本のアルバリーニョ

日本ワインコンクール2017で、

銀賞受賞したワインです。

 

安心院ワイン アルバリーニョ 2016

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こちらのワイナリーでは、
2011年からアルバリーニョを試験栽培してきたそうです。

アルバリーニョといえば、スペイン リアスバイジャス産地が有名。

 

リアスバイジャスは、

海洋性の気候で、

大西洋から吹く湿った風と、

降水量の多い、

ヨーロッパの割に湿気のある地域で、

ここで作られるアルバリーニョからは、

果実味あるミネラリーでクリーンな、

スタイルのワインが作られがちです。

 

今回の安心院のアルバリーニョは、

白桃やマンゴスチン

早熟なパインのトロピカルな香りに、

シトラスやグレープフルーツの柑橘が、

香水のベースノートのように効いていて、

後からミネラル感がやってきます。

 

安心院って盆地なので、ミネラル感は、

土壌からくるのでしょうか。

ご当地リアスバイジャスなら、

間違いなく大西洋の潮風効果だと思うのですが。。。

 

そこが不思議です。

そして、醸造方法が気になります。

 

芳香系の白ワインですが、

例えるなら、

ヴィオニエに感じる、

オープンマインドな少年というより、

白いコットンシャツが似合いそうな、

やや色白の大人びた青年を想像させる、

そんなワインです♡

 

白身魚や昆布だしに合いますね。

白桃のジュレなんかも合います。きっと。

 

この度は、

美味しい和食といただきました。

素敵なマリアージュでした。

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安心院のアルバリーニョ。

海外でも好まれると思います(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 

 

 

 

 

 

わいんのばか@幻のレストラン

わいんのばかの淡い思い出。

 

レストランウエディングは、

新緑のこの季節、

今はなき、

ラブリーズドヴァレ』

で、でした。

 

このレストラン、九品仏にある、
ラビュットボワゼの姉妹店で、

ナイナイ岡村似の店員がいて、
居心地よく、
お食事も美味しく、
デザートのロールケーキが、
秀逸で、

初訪以降、何度か通い、
そこで出会ったのがプゥイイフュメ。

初めて美味しいと思った白ワインです。


先日頂いたワインが、

そんなことを思い出させてくれました↓

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ジットン プゥイイフュメ ペシニョール 1997

 

抜栓1番のアタックは、
熟成ワイン、
後から、
フレッシュハーブ&ドライハーブの
香りがやってきて、
火打ち石と称するミネラルを感じ、
新旧のニュアンスが、
舌の上で、丸く、まろく広がります。

 

素敵に熟成したソービニヨンブラン🌿


香菜とクミンの効いた唐揚げにぴったり♡

 


今はなきレストラン…
今はなきマリッジリング…

 

ワインは時に、

タイムマシンになりかわります(๑˃̵ᴗ˂̵)

わいんのばか@ラフィットの澱を舐める

シャトーラフィットローシルト1985

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庶民にとって、気軽に飲める代物でもなく、

そんなワインが隣席で解き放たれ、

パニエの中のボトルの御姿はきらきらと輝いて見えました。

 

お店のよしみで、

空き瓶の底に残る澱の香りを取らせていただき、

さらに微量の液体を舌で感じさせてもらい、

 

澱の香りからワインの香りを想像してみれば、

 

以下はやや妄想入り。

枯れ枝や紅茶、キノコ的なところが

表出していて、

上品に熟し、乾燥した赤から黒果実的な

ニュアンスが覗き、

樽香は上品に余韻をもたらしていて、

おそらく、非常にバランスの取れた熟成を

果たしていると思われました。

 

外観もややオレンジがかってはいるものの、

ガーネットを放っていて、

総合的にみて、

まだ5~10年程度は飲み頃であると思れ…

 

うっとり♡

 

くれぐれも、

澱の香りと微量の液体からの、

妄想にすぎないかもしれないことを、

ご了承くださいませ😅

 

そして。1985はハレー彗星が地球に、

接近した年であり、

ボトルも特別仕様です♡

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ハレー彗星と1985の文字が施されている

 

 

ボルドーワインはギシギシでも、

タニックなんかでもなく、

 

成長すれば、

シルキーでエレガントで、

上品な貴婦人なのです。

 

上質の古酒をいただくと、

こんな生き方をしたいと、

いつも思ってしまいます。

 

世間にもまれ、悩み、もがき、感じ、

たくましくも、したたかに、

生き抜いてきた暁には、

それが気品やオーラとして放出され…

 

 

熟成人間

 

 

人もワインも熟成って大切なはず(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 

 

 

 

 

わいんのばか@コンティーニ

ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ

コンティーニ1971

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このワイン、

シェリーのような味わいなんです。

土着品種のヴェルナッチャ主体で。

サルディーニャ島のDOCワインです。

 

1971はこのワインのDOCの認定年。

美しく熟成していました♡

まだまだ先に飲んでも十分美味しいはず。

 

このワインは、

発酵の段階で産膜酵母(フロール)が発生、

熟成期間も樽に隙間を開けておきます。

通常のワインなら、酸化を抑えるために、

熟成期間も酸素にできるだけ触れないよう、

時にウイヤージュをして樽をワインで

満たすところを…

 

こんなつくりですから、シェリーの

ニュアンスに近くなるわけです!

 

 

初夏から真夏にかけて、

これからの季節に、

キーンと冷えたコンティーニを、

食前、食後酒として、

 

あるいは、

ドライフルーツやローストナッツを

お供に、

休日の木陰で、まったり読書…

 

なんていうのも悪くないはずです(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

わいんのばか@コラム息切れ

両親の結婚式の動画を観ました。

8ミリフィルムで撮影したもの。

それを焼き変えたDVDで📺

 

20代半ばの両親の姿は、

若々しく、眩しく、

参列者には、

今まで見送ってきた親戚が沢山(^^;;

 

いろいろと感慨深いひとときでした。

必ず死ぬから、

好きなことやったほうがいい、

 

好きなことない方は打ち込める何かを

見つけたほうがいい。

器用貧乏、病弱になってしまった母を

見るにつけ、そう思います。

 

わたしにはワインがある♡

 

夫なし、子供なし、

独り身のミドルエイジだけど。

 

休肝日(๑˃̵ᴗ˂̵)

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わいんのばか@サッカロマイセスセレビシエ

ナチュライーストとカルチャーイース

による、ワインの違いを体験して来ました。

 

酵母の世界も深い。

醸造家の、テクニックと嗜好の世界の、

キーポイントにもなる酵母のチョイス。

 

個人的には美味しいと感じるワインが、

ビオディナミである事も少なくないので、

天然酵母のワインのスタイルへの影響は、

気になります。

 

培養酵母は、スタイルを予測し使用が可能

ですが、天然酵母となるとそうもいかない。

 

オーストラリアのナチュラルワインなどは、

ビンテージ差が大きかったり、

そもそもその年の収穫に合わせて、

セパージュや、スタイルを、

決めている感がありますが、

 

ブルゴーニュボルドービオディナミでは、

ある程度、予測された振れ幅内での

スタイルを、

消費者も期待しているはずで、

生産者もそれを想定していると思われます。

 

あまりに振れ幅が大きいとファンが戸惑い

そうな気もしますし。

 

厳密にはナチュラルワインとビオディナミは、

イコールではないですが、

酵母の観点から、

どちらも天然酵母を使用する、

ということで、

ここでは同分類的なものとして、

書いています。

 

 

果皮のみならず、蔵や樽、その地域に根ざす

酵母を、経験値から活かし、

時に培養酵母でレスキューし、

作り上げるワインには、

いわゆる培養酵母のみで作られたワインとは、

異なるニュアンスを感じます。

 

発掘されたダイヤ原石が

ナチュラルワインや、

ビオディナミで作られるワインなら、

 

ブリリアンカットに磨き上げられた

ダイヤモンドは、

培養酵母で作られたワイン、

みたいな。。。

 

日本酒なら獺祭が後者っぽい。

 

 

 

 

今回のセミナーでは、

サンジョベーゼ3種比較が興味深かったです。

 

1.野生酵母×亜硫酸無添加

サンジョベーゼ タッピコロナ

ウンブリア

 

2.野生酵母×添加物あり

キャンティ クラシコ

トスカーナ

 

3.培養酵母×添加物あり

ロッソ ディ モンタルチーノ

トスカーナ

 

添加物とはほぼ亜硫酸です。

作り手違で同ビンテージ2015でしたが、

1と3に、インパクトを感じ、

 

3には、飲み慣れた安定感を、

1には、ビオっぽさと、果実や茎っぽさ、

いい意味での酸化のニュアンスを、

また、ボディもミディアム程度で、

軽快さを感じました。

1は2,400円ですのでコスパもとてもよい♡

 

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9.10.11がサンジョベーゼでしたが、

11が撮れていない(^^;;💦

 

酵母のよき使い手は、

良きワインの作り手に違いない(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

タイトルにある、

サッカロマイセスセレビシエについて、

書き忘れました。その辺は次回に…(^^;;💦

わいんのばか@神の雫ワイン

神の雫に、Ch Le Puyという、ボルドー右岸のビオディナミのシャトーのワインが紹介されています。

日本のMW大橋さんも絶賛している歴史あるシャトーです。

広報担当が来日したセミナーに参加したことがあり、そこで試飲したロゼが未だに忘れられませんし、それを超えるロゼワインに出会えずにいます。

 

その名は、

 

Rose Marie Ch Le Puy

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左から2番目🍷


アルコール発酵中の発酵槽よりワインを抜き取るセニエ法によって造られているため、近年のトレンド的なサーモンピンクとはかけ離れた、限りなく一般的なピノ・ノワールの淡いルビー色に近いロゼワインです。

メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネールの中からその年の最適な品種が選ばれ、作られていて、

当然ながらナチュラ酵母で、バリック樽(古樽)にて6~10カ月の発酵、ノンフィルター、亜硫酸無添加でボトリング。

還元香が最初に来るが、後から赤果実の香りが追いかけてきます♡

タンニンはしなやかにして存在感あり、なにより、余韻が長く、その余韻に丸みを感じます。

 

ビンテージにより、多少印象が変わるようだが、二日酔いの時でも、思い出すと口にしたくなる気持ちにさせるなんとも愛おしいワイン。

 

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こんな風な存在感のある人間になりたいものです(๑˃̵ᴗ˂̵)