わいんのばか’s diary

実体験に基づいたコスパワインの紹介をしています。お食事との相性や、ぶどう品種によるワインの特徴をゆるく説明しています。ところにより愛狂家っぷりが露呈することも(๑˃̵ᴗ˂̵)

わいんのばか@ナチュラルワイン比較

ビブグルマンに選ばれた、

ダンベトナミーズ アンディで、

ナチュラルワイン、ルーシーマルゴー

とのマリアージュ会がありました。

 

12種の日本でリリースされていないワイン

含めた、レアなラインナップ。

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その中で、2016の畑違いのピノ・ノワール

4種の比較をクローズアップします。f:id:winenobaka:20180429225110j:image

写真が縦にアップされてしまう…(^^;;

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ピノ・ノワール4種比較

 

1.ジャスパーズエステイト

北斜面ですから、ぶどうの日当たりは良好だったはず。標高も500メートル未満なので、風や地熱も他の畑に比べ暖かかったでしょう。

 

香りは、いわゆるビオ臭よりも、赤果実、やや黒系果実も感じられスパイシー。

アタックは鋭角ではあるものの、その後に、フルーツ感がやってきて、フィニッシュも長く、タンニンも味わいとバランスがよい。

個人的には一番好みでしたが、知識人によると、暴れているそうです。

 

2.モノメイスエステイト

東向き斜面で、標高は600メートル。

西陽より穏やかな日を浴びているはずで、

標高は今回4種の中でも高い畑。

他の3種と比較しても、一番控えめで、

エレガントな造りが想像されます。

全房発酵を感じるタンニンと香り。

果実香もしますが、落ち着いてます。

固い印象で、熟成を経るとエレガントに

変化しそう。

今飲みとしては、気難しさを感じました。

 

3.リトルクリークエステイト

西向き、標高は2番目同様の600メートル。

使用するぶどうのクローンは5種。

西陽に当り、こちらも熟度高いぶどうが

実ることと想像される。

1を全体的に控えめにした感じで、コンパクト

ながらまとまっている。

 

個人的には、1の次に好きでした。

 

4.ルーシーマルゴーエステイト

娘さんのお名前の畑です。

こちらは畑が四方向に広がっており、

ここの収穫ぶどうからは、安定した

ワインが作られるのではないかと、

予想されます。

 

香りより、余韻に記憶が。

フルボディ並みのアタックを感じました。

牛やラムが合いそうな重厚な味わいです。

4つのうち、一番ポテンシャルがありそう

な予感がしました。

 

ただ、

この時点で、10名で、12本目のワインであり、

繊細な違いに気づけなかった可能性も…

 

昼間から酔いました🍷

 

お食事は、

ベトナミーズを超越していて、

東西融合的なハーモニーを奏でる、

初体験にして感動の逸品ばかりで、

 

美味しゅうございました(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

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わいんのばか@コラム息切れ

ワイン好きにはふた通りあると思っていて、

 

①お食事とワインのマリアージュが好き

②ワインそのものが好きで、ワインを分析したい

 

両者兼ね備えている場合が多いが、

どちらかに寄るのだと思う。

 

①寄りの人は、メーカーズディナーや、

   フーデックスなどの催しに興味を持ち、

   食と関連させて楽しみ、

 

②寄りの人は、畑や醸造所を見学したり、 

   体験したり、

   勉強して得た知識を数値化したり、

   ブラインドテイスティングが好きだったり、

 

 

どちらも愛飲家に間違いないと思います。

 

 

このところプライベートで、

心に隙間風が吹抜けるのを感じている、

そんな愛飲家(②寄り)のわたしは、

 

隙間風の風穴を埋めてくれるワインは、

どんなワインなのかと考えながら、

気を紛らわせています。

②寄りなので、心に寄り添うワイン分析を💦

 

白湯のように優しく、

ホッとさせる余韻をもたらす

シルキーなタンニン、

温もり感じさせるアルコールボリューム、

元気に暴れている若い感じでなく、

達観していながら、決して見捨てないで、

守ってくれる、

 

そんなイメージのワインが

特効薬ではなかろうかと。

 

ボルドー左岸の5000円前後の、

10〜15年熟成の赤。

もちろんカベルネ・ソーヴィニヨン主体。

 

なんて、

考えていると、

気持ちも紛れる休肝日🍷

わいんのばか@ソムリエ協会セミナーとスカラシップ公開審査

今日は午後から、2つのセミナーを受講
@雅叙園

午後は本業休業です😉💦

 

午後一のセミナーを終え、

夜のセミナー前に、はからずも、
ソムリエスカラシップの公開審査の

見学ができました。

 

挑戦者たちの緊張が伝わってきて、
こちらも肩に力がはいります。

 

20代の若いソムリエさんたちが、
緊張マックスの中で、
課題をこなしていく様にも感動しますが、
なにより英語力に敬服です。

 

英語でのテイスティングコメントや、
テーブルでのサービスで、
お客様からの英語での質問に答えながら、

シャンパーニュをサーブする様は、

 

あんな風にワインを英語で語れたら、

世界が広がるな☺️


と、憧れを抱かせる💕ばかり。
貴重な経験ができました。

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午後一のテイスティングセミナーでは、
ガッティナーラにうっとり〜❤️

ネッビオーロは美味です💕

 

ネッビオーロとクシノマヴロの

共通点探しも興味深かったです。

が、個人的には、

多少は似てても非なるもの という結論。

それぞれのぶどう品種の良さには、

共通点はないと思われ…


他にも、
スペインアルバリーニョ
オーストラリアシラーズ
の産地違いテイスティングが面白かった。

 

リオハとリベラ デル ドュエロのテンプラニーリョの違いを彷彿させる。。

 

土壌や土地性、気候が、
ぶどうのキャラクターに影響し、

加えて、醸造により造り手の個性が
浮き彫りになり、

 

それらが相まって、

スタイルに影響を及ぼすのでしょうが、

 

このあたりは、
まだまだ勉強を深めないと、
ブラインドから導くだけの知識が

少なすぎます💦

 

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これから、夜のセミナーです。
ワイン三昧な月曜です(๑˃̵ᴗ˂̵)

わいんのばか@熟成ポテンシャル スピンアウト エルミタージュの白

前回の熟成ポテンシャルワインの投稿から、

レアものをクローズアップしてみました。

 

 

エルミタージュ

シュヴァリエ・ドゥ・ステランベルグ

2002年

ポール・ジャブレ・エネ

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写真右

 

 

ルーサンヌマルサンヌの熟成ワインです。

珍しいので、すこし調べてみました。

 

シャトー・ラ・ラシュヴァリエ・ドゥ・ステランベルグの名は、サン・クリストフの小さなシャペル(教会)を1235年に建てた「ガスパール・ステランベルグ」騎士に由来している

そうで、

 

土壌は、

急斜面の粘土石灰岩および砂質、と小石。

 

平均樹齢が、45年~50年

 

マルサンヌとルーサンヌをオーク樽熟成。

 

若い時のルーサンヌ、マルサンヌは、

あまり主張ない、控えめめながら

アロマティックなニュアンスですが、

 

熟成すると、ふくよかで、まろくなり、

骨格は曲線美的な感じです。

陽の要素が勝っていて、

ルノワールの描く裸婦みたいな感じです。

 

ドライのワインですが、

リンゴ、ハニーの香りに、

樽香が輪郭をふわっと描き、

甘く香ってきます。

熟してもなお、

エレガントというよりチャーミングな。

 

シラーの銘醸地の白は、初体験でした。

 

お料理との相性は、

やはり中華。

ヌーベルシノワなんか合いそうです。

小籠包もいけますね👌

 

お家だったら黄ニラ炒めとなんかと(๑˃̵ᴗ˂̵)

わいんのばか@熟成ポテンシャルについて

ウィルトスワイン@神宮前

で、ポテンシャルについてのお勉強を。

 

ポテンシャルとは、人間に例えれば、

育ちのよさだとおもうのです。

環境もありますが、世間に揉まれても

耐えられる芯の強さも備えた、

強かな…

 

そして、素質(生まれ)もある程度

求められるでしょう。

 

育ちのよさ。

いかによく生きてきた(熟成してきた)か、

です。

 

 

ということで、ワインで言えば、

ヤングヴインテージで、

 

①豊作(というか、ワインにするぶどうとして

ベストな状態)の年に収穫したぶどうであるこ

を前提に、

 

②酸があること、

 

③アルコールは13%以上あること、

 

④タンニンがしっかりしていること、

 

①〜④を感じられれば、

熟成ポテンシャルの可能性は高い。

 

①を満たしていても、

著しく、育ち(陽の当たるところに放置

されていた、樽熟でウイヤージュされて

なかった)

(↑これは、稀に功を奏することもあり )

が悪ければ、ポテンシャルの可能性は、

そぐわれてしまいます。

 

素敵なおばあさん、

ダンディで品あるおじいさん、

みたいなワインが、ポテンシャルワイン🍷

 

素敵なオールドレディも、

ダンディな紳士も、

一人一人の個性は様々。

 

熟成ワインの個性も様々。

 

ワインは人みたいなのです(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 

 

今日1ワイン❤️

 

ニコラジョリー

クロ ド ラ クレ ド セラン 2002

 

ニコラジョリーは、フランスで初めて、

ビオディナミを成功させた造り手です。

1984年から全ての畑に導入しています。

ビオディナミの先駆者ですね。

 

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熟成したシュナンブランからは、

ハニーやナッティな香りが放っていた

ものの、

まだまだ、熟成の可能性感じました。

 

中華に合いますね。

エビチリとか、ホイコウロウとか。

 

わいんのばか@マイナーブルゴーニュの会

ワインジャーナリスト主催、

マイナーブルゴーニュワイン会に

参加しました。

 

ペルナンベルジュレ

コトードゥリオネーズ

マランジュ

サントネ プルミエクリュ

 

現地でドメーヌを巡り、

購入した、

日本に輸入されていない、

ワインばかりです💕

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ペルナンベルジュレ

アリゴテ

ふくよかで、

アリゴテなのに変化や深みを感じます💕

 

コトードゥリオネーズは、

お食事とのマリアージュは万能。

ガメイは飾らない食卓のメニュー

と相性がいいですね👌

 

ポテサラ、

鶏肉のパテ、

照り焼きソースに絡めたお肉、

合います、合います。

 

 

そして、

「わいんのばか」なるわたしの

今日1❤️、今日2❤️ワインは、

 

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写真右

コトードゥリオネーズ

ピノ・ノワールと見紛うガメイ🍷

クリュボジョレーより美味です💕

 

写真左

マランジュ ビオディナミ

外観は濃いめのルビー、

余韻も申し分なし💕

 

マランジュは、比較的近年、

AOCに認定されたマイナーな

アペラシオンですが、

 

ブルゴーニュ南地域の、

収穫ぶどうらしい、

ふくよかさ、

ピノ・ノワール由来の

エレガントさが、

見事に融合した美味しいワインを

生み出してきています。

 

マランジュは、

ヴォーヌロマネより、

遥かにコスパの良さを感じます(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

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↑デザートで食べたデコポン🍊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わいんのばか@シャトーラ・トゥール2002を飲む

言わずと知れたボルドー五大シャトーのひとつ。

 

シャトー ラ・トゥール

 

近年、ビオディナミへの全面転換を目指して

いるようです。

2002には、かつて1997を飲んだ時とはまた違う

キャラクターが垣間見られました😲

 

 

シャトーラ・トゥール2002

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抜栓3日目をグラスで🍷

 

外観は、中央はルビーからガーネット、

エッジがオレンジがかっていて、

 

香りは、まず紹興酒のような熟成香、

スワリングで、ブラックカラント、

ブラックベリーが顔を出し、

後から、

きのこ、タバコ、腐葉土、紅茶、

樽由来のバニリンが、上品に、

絡み合ってくる。

 

アタックには厚みを感じつつ、

まだまだ若さも感じられ、

タンニンは角がとれてきていて、

 

フィニッシュはとても長く、

複雑で、滋味に溢れていました💕

 

まだ熟成しますね。あなたは…

と問いかけたくなります😊

 

ポテンシャルの高さは、

やはり、ワインクオリティの高さ

なんだろうなと、

改めて、

思わせる、

高貴な、

ワインでした。

 

うーん、至極(๑˃̵ᴗ˂̵)